週末香港弾丸旅行 vol.14〜スターフェリー⛴
香港旅行で欠かせないこと。
-重慶大厦(チョンキンマンション)に行くこと
-スターフェリーに乗ること
何回かブログに書いてきたとおり、これは沢木耕太郎さんの『深夜特急』の影響です。
『深夜特急』は、沢木さんが26歳の時にインドのデリーからロンドンまでバスで行く、という旅を小説にしたもの。
デリーに到着するまでに香港・マカオ、マレー半島の旅のエピソードがあるのですが、これが痛快で。香港・マカオに関してはものすごくこの小説の影響を受けました。マカオのカジノで大小を楽しむのもこの小説の影響です。
その沢木さんが深夜特急で、スターフェリーについて
六十セントの 豪華な航海。私は僅か七、八分にすぎないこの乗船を勝手にそう名づけては、楽しんでいた。
と書いています。
奇しくも26歳の時に初めて深夜特急を読んだ私。当時まだ香港に行ったことがなく、香港にも重慶大厦にもスターフェリーにも異常に興味を持った私はその後、深夜特急の世界を追体験をしたくて、香港に行きました。
初めて香港に行ってから20年近く経ちますが、トランジット+αみたいなショートステイでもほぼ毎回スターフェリーに乗り、重慶大厦に立ち寄ります。
スターフェリーに関しては、この20年で地下鉄がかなり発達して、スターフェリーの乗客は目に見えて減っているように感じるし、当たり前のようにオクトパスカードで乗降したり、電子表示になったり、変わっているところもたくさんあるのですが、変わらない部分もたくさん。
埠頭に着くと、ロープを船に渡して固定をし、セーラー服を着たおじさん(なぜか必ずおじさん)が、手動でステップを降ろす…物理の実験でつくった?みたいなアナログな仕掛けで…
手動と言ってもボタンで動きます。
毎回毎回スターフェリーに向かうところから、降りるまで、音や匂い風、船の揺れまで五感を敏感にしてスターフェリーのすべてを感じようとしている自分がいます。
郷愁のスターフェリーの風景を。
曇り空+カメラアプリのレトロっぽく見えるので撮ったバージョン
晴れ+キラキラバージョン
このボワーンとした照明に照らされる表示も萌えポイントです(笑)
今すぐにでも香港に行ってスターフェリーに乗りたい気分に駆られます。