上海流おもてなしを受ける
上海に到着して入国手続きを終えてお友達の上海女子・Qさんに会えたのは13:30近く。おそらく1時間以上待たせてしまったというのに、Qさん兄妹は笑顔で迎えてくれました。旦那さんもご一緒かと思っていたら、なんとおうちで夕食の用意をして待ってくれているとのこと。
お兄さん運転の車でホテルに向かいました。チェックインをして荷物を解いて、ロビーで3日間の予定をQさんと打ち合わせしている間、お兄さんはロビーに座って待っていてくれました。
その後、高層ビル群をちら見して、Qさんの住む団地へ。
Qさんご夫婦とお母さんは、団地の上下のフロアに住んでいて、お兄さんご夫婦は歩いて10分ほどの別の団地に住んでいるとのことでした。
まずはQさんのおうちでお茶をいただきました。旦那さんが日本語勉強中で、日本語の本を使って会話をしてみたり、普段の生活について聞いたり、話に花が咲きました。その後、団地内を少し散策しました。
高層の集合住宅が立ち並び、敷地の外には商店や食堂がたくさん
少し高いけれど質がよいというフルーツ店でドラゴンフルーツとプラムのような果物を買ってくれました。
その後お母さんのお部屋へ。お母さん、私より年下の義理のお姉さん、旦那さんが総出でお料理を作ってくれていました。
それがこちら。文字通り食べきれないほどのご馳走
レタス炒めに、皮が薄くて皮ごと食べられるそら豆、アスパラとキノコの炒めもの、茹でた海老、トマトと卵のスープ、レンコンに餅米を詰めて煮たもの、ダックにガチョウに豚の角煮、ピーマンとジャガイモ炒め、少し苦い山菜の炒め。
ダックとガチョウ以外はすべて手作り。野菜は油で炒めてあるそうですが、どれもあっさりしていて薄い塩味で優しくて美味しい。豚の角煮も色は濃いのですが、意外にあっさりしていてしかも八角を使ってない食べやすいお味。柔らかく煮込まれていて本当に美味しかったです。醤油と黒酢、紹興酒が味付けのベースだそうです。こんなに用意してくれたのに、私しか手をつけていないお料理があったりと、申し訳ない気持ちで半分以上残ってしまいました。中国では食べきれないほどお料理を用意してお客さんを歓待すると聞きますが、本当にその通りのおもてなしを受けました。
美味しすぎる豚の角煮
レンコンに餅米を詰めた煮物
さつま揚げのような。豚の角煮の煮汁で煮たそうです。こちらもおいしかった。
最後に野蒜みたい山菜が入った雑穀の炊き込みご飯。こちらもあっさりしていて滋味溢れる体に良さそうなご飯でした。
お兄さんだけが唯一お酒を飲むそうですが、私をホテルに送らなければいけないので、と我慢してくださいました。地下鉄で帰るから大丈夫と言っても、ご家族みんな、送って行くから、と。
私のために、普段は常温で飲むビールを冷やしてくれていたとのこと。お言葉に甘えて、瓶のほうのビールを2本飲んでしまいました😋
テーブルにビニールがかかってるのですが、これは食事のたびに敷くものらしく、食べたもののカス等はこの上に直に置き、お皿を片付けた後、ビニールはそのまま捨てるらしいです。なんと合理的なシステム‼️専用のビニールシートが売ってるそうです。
日本語がしゃべれるのがQさんのみ。旦那さんは日本語勉強中ですが、会話に入れる感じではないので、Qさんの通訳を介しながらのお食事でした。
お兄さんご夫婦は3月に初めて日本に行ったそうで、その時の話をしてくれたり、趣味のハイキングの話しを写真を交えながらしてくれたり、楽しいひとときを過ごしました。
日本への関心も高いようで、ニュースの時間には新天皇のニュースをやるかもしれないからとテレビを変えてくれてました。
お食事後はお兄さんとQさんがホテルまで送ってくれて、上海初日は上海ファミリーの温かいおもてなしを受けて幸せな気分で眠りにつきました。