旅とグルメ、日々のこと…たまにランニング

旅の思い出、記録の変遷

 少し前に渡航歴を書きましたが、私が初めて海外旅行をしたのは大学生の時。バリ島でした。地方から東京に出てきて、お金もなくまだ何もわからなかった頃。バブル経済の終わりでした。初めてのバリ島旅行から旅と記録の変遷を振り返ります。

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コンパクトカメラと写ルンです時代

その頃カメラは一家に一台だったような。コンパクトカメラはありましたが(もちろんデジカメではありません)、一人一台カメラを持つことも、カメラを持ち歩いて今ほど気軽に何でも撮影することは日常生活に根付いていませんでした。写真は特別な日に、イベントを撮影するものでした。

ただ一方で、写ルンです(フィルム付き使い捨てカメラ)が登場し、カメラを持っていなくても、出先で急に写真が撮りたくなった時にも写真撮影ができるようになったのもこの頃。

地方から東京に出てきて、お金も十分になく、カメラをどうやって調達したのか覚えていませんが、初めてのバリ島旅行の写真も残っています。

デジカメではありませんので、フィルムが必要です。旅行期間によって、フィルムを何本持っていくかを考え、旅行中もここぞ!という時だけ撮影していました。今ほど気軽に風景写真を撮ることはなかったです。基本的に、観光名所で記念撮影が定番です。

現像にもお金がかかります。しかも現像してみないとどんな写真が撮れているかもわからない。写真を撮るって結構コストのかかることでした。

初めての旅行のバリ島はリゾートを楽しむ目的でしたので、写真を撮ることにそれほど注力していませんでしたが、2回目の旅行は、上海・桂林・西安・北京を巡る8日間の旅。風光明媚な観光名所や歴史的な建造物を観光するのを楽しみにしていたので、フィルムを相当持って行った記憶があります。しかもフィルムは、X線検査対応で、特別な袋に入れて…懐かしい思い出です。

2000年頃、デジカメの登場

2000年頃でしょうか。デジカメが急速に普及しました。しかも年々価格が安くなって、カメラは個人で所有するものになりました。私が結婚したのが2001年です。サイパンで結婚式を挙げたのですが、この頃は既にデジカメでした。結婚しましたハガキをデジカメ画像をコラージュして作った記憶があります。ただ、この頃は記憶媒体の容量の問題が。今ほどの容量の大きい記憶媒体はなく、(あっても高くて)せいぜい数MBだったような記憶です。メモリカードを複数持ち歩いてました。

2010年にスイスに旅行に行きました。この頃も写真を撮るメインはデジカメでした。スマホは出てきていましたが、メモリ容量の問題とスマホ写真での画質はまだ頼りない感じがあったと思います。

写真はスマホ

私は、以前はAndroidを使っていて、iphoneiphone5から使いはじめました。iphone5の発売は、google先生によると2012年9月ということですが、新商品をすぐに買うタイプでもないので、おそらく2013年くらいに購入したんだと思います。iphoneを使うようになってカメラではなく、すべての写真は”スマホ”で撮るようになりました。

しかし、ここでも記憶容量の問題はありました。このiphone5は16GBで、ちょっと画像が溜まるとすぐに撮影不可に。この問題をクリアするためにgoogleフォトアプリを使いはじめました。googleフォトはwifiに接続されると自動的にcloudにアップされます(無料使用には、画像スペックに制約あり)。PC等にオリジナルを保存しておけば(特に後日使用予定がなければ保存の必要はありません)、スマホ本体から画像を削除しても、googleフォトアプリでいつでもどこでも、どんなに古い画像も閲覧できます。さらに自動的にアルバムを作成してくれたり、加工してくれたり結構楽しめるアプリです。

25年くらいで、劇的に写真撮影という行為を取り巻く環境が変わりました。撮影機材が変わり、それに伴って写真撮影が日常生活に深く浸透し、さらにカメラマンではなくても、SNSを写真を通して自己表現を行うことが当たり前のことに。この先どうなっていくんでしょうね…

私は、ふと最近のデジカメが欲しくなりました。