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上海地下鉄事情

20数年ぶりの上海で驚いたことの1つは地下鉄路線の発展ぶりでした。

今は17号線までできていて(途中、14号線、15号線は現状欠番?)、路線図で見るとこんなに張り巡らされている。Wiki先生によると、号線によって異なる会社が運営しているみたいですね。基本的には、開通した順に1号線、2号線…とつけられているそうです。

ちなみに地下鉄は、中国語では地鉄です。

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今回私が一番よく利用したのは、宿泊ホテル直結の2号線。東方明珠タワーの景観を楽しめる陸家嘴駅や外灘の最寄り駅・南京東路駅などがあります。東京の地下鉄と同じように、乗り換え駅も充実しています。ただ、東京よりも乗り換えまでに歩く距離が長い印象でした。

地下鉄の料金

乗車区間によって3元〜9元とのこと。私はQさんの旦那さんが用意してくれたチャージ済みのPASMO的カードを使っていたのでまったく金額を気にせずに乗っていました。東京の地下鉄と同じように、カードの残額が表示されます。

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X線検査

ところで、上海の地下鉄、日本のどの地下鉄とも決定的にも異なることが1つあります。それは、乗車の度に手荷物検査を受けること。事前にガイドブックでは読んでいたのですが、いちいち手荷物検査を受けるというのがなかなかイメージできませんでした。実際経験してみると思っていたよりスムーズです。複数設置してある改札機の手前に空港のX線手荷物検査と同じ機械があって、係員が一人付いてサポートしてくれる。ちゃんとモニターチェックをする係の人もいます。

乗客も荷物検査に協力的。スマホだけが入るような小さなショルダーバッグは検査を受けなくて大丈夫でしたが、普通のポシェット大のショルダーバッグは検査対象のようです。夜景を見に東方明珠タワーに行った帰りの陸家嘴の駅は東京の通勤ラッシュ時くらいの混雑ぶりでしたが、それでも大きな混乱もなく、割とスムーズに手荷物検査が行われていました。

前日夜はごった返していた陸家嘴駅のX線検査機。翌朝朝ランの帰りに地下鉄を利用した時にはまだ稼働前で、手荷物検査なしで入れました。X線検査が行われている時間帯はロープが張られ動線が制限されます。

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割と小さな荷物までチェックしているので、何が検査対象なのかよくわかりません。雇用の確保なのかなと思ったくらいでした。

こうしたX線検査は、孫文記念館の入館時にも行われました。さすが中国、国に管理(監視?)されていることを実感する瞬間でした。

ホームドア

上海の地下鉄にもほぼホームドアが付いています。しかし中国仕様を感じることも。

通常東京の地下鉄では、先にホームドアが開扉し、その後電車の扉が開くという流れですが、上海では先に電車の扉が開いて、数秒の時間差でホームドアが開く。その間がなんとも心許ない感じでした。開いた扉の前でホームドアが開くのを数秒待つ感じ。閉じる時も先に電車のドアが閉じてその後ホームドアが閉じるので、もしかすると電車の扉とホームドアの間に閉じ込められてしまうケースがありうるのでは?と想像してしまいました。

駅員さん

何度も地下鉄に乗りましたが、ホームで駅員さんを見たのはただの1回。それも日本の駅員さんみたいなユニフォームではなく、パチンコ屋のホール係の人みたいな出で立ち。つまり黒いパンツにベストで、インカムをしているみたいな…Qさんもあまり駅員さんは見たことないし、あの出で立ちもなんだろうね?と言ってました。

改札階には必ずわかりやすい案内で服務処(サービスセンター)があります。言葉がしゃべれないからアレですが、困ったことには対処してもらえそうです。

台北でもあるような何分後に電車が到着するかの表示板

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 以上、私が経験した上海地下鉄事情でした。

 

1年前はこんな日

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