旅とグルメ、日々のこと…たまにランニング

宮沢賢治ゆかりの地、イーハトーブ花巻へ vol.1

イーハトーブ花巻ハーフマラソンは、大会名の通り花巻で行われます。

東京からのアクセスは、新花巻駅まで新幹線、その後在来線かタクシーで花巻駅へ。

私は金曜日午後から仙台に前乗りし、牛タンと仙台旅ランをエンジョイして、土曜日の午前中に新花巻駅に移動しました。仙台から新花巻は新幹線で約1時間でした。

車中では、まだ前日お昼前なのでいいよね、とクラフトゆずハイ。最近クラフトビールでも、柑橘系に凝っています。さっぱりしていて昼飲みや1杯目にちょうど良い。

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車窓の景色を楽しんでいるうちに新花巻駅着。駅前は見事に何もない。

事前に新花巻駅近くの観光スポットとして宮沢賢治記念館があるのをチェックしていたので、観光案内所でアクセスを聞いてみると、歩けないこともないが、タクシーで行った方が良いとのことでしたので、タクシーで向かいました。

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宮沢賢治記念館は山の上にあり、タクシーで登ってしまうとあとは楽とのことでした。

宮沢賢治記念館入口

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私は文学に造詣が深いわけでもなく、宮沢賢治といえば、小学生の教科書に出てきたセロ弾きのゴーシュ注文の多い料理店といった超有名な物語しか知りません。しかもお話を覚えてるかというとおぼろげ…子供心にも動物を擬人化したり宇宙観といった概念があまり理解できませんでした。

あ、ディスってるわけではありません。そんな私もアラフィフになると、興味が出てくるんだなぁと自分の変化を感じたという話です。

宮沢賢治記念館のそばには他にも3館(宮沢賢治童話村、花巻市博物館、新渡戸記念館)の博物館があり、チケットは1館から4館共通券まで選んで購入できます。まだ時間も早かったので4館行くつもりで1000円の券を購入し入館しました。

宮沢賢治の生涯をビデオで見てから展示物を見ました。宮沢賢治の生涯は37歳。その短い人生の中で、多くの童話や詩を後世に残したのかと思うとすごい!!としか言いようがないです。

貧しい暮らしの中で、生涯体が弱くて病気がちの人生だったそうです。

それでも「世界全体が幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」という崇高な思想を持っていたのですから本当に感服します。

記念館は、宮沢賢治の人生やその生涯で残した作品を、世界観の基礎となる

「科学」「芸術」「宇宙」「宗教」「農」の5つの観点から紹介していました。

農業というと一見アカデミックな分野とはかけ離れているようですが、農作業をしながら自然や季節を肌で感じながら生活すると、宇宙とか、人間の精神の深みとかそういうことに思いが至るのだなぁと感じました。

続きます。