旅とグルメ、日々のこと…たまにランニング

旅する3月、旅について思う

旅する3月

しつこいくらいに書いてるので恐縮ですが、3月は3週連続旅に出ます。

来週は、新潟へ。日本酒イベント・にいがた酒の陣で日本酒を楽しむ旅

再来週は、福岡へ。会社の先輩・同期と福岡グルメを楽しむ旅

その翌週は、シンガポールへ。最後はひとり旅。

去年も同じように旅に出ました。

旅の予定は前年終わりに決まり、2月にはひとり旅のフライトも予約して、週末の旅と平日の仕事のやりくりを、イメージしたり、シュミレーションをしてみるのも恒例。旅モードも高まってくる。

友人との旅、ひとり旅

友人との旅は、時間や経験を共有して親睦を深めたり、お酒やお食事を楽しむもの。同行者とお互いに無理のない範囲で行きたい所に行き、食べたいものを食べられればいい。あまり自分の主張はしません。

ひとり旅は、自分と向き合い、新たな発見をしたり、知的、生理的(つまり食)好奇心を満たしたり、自分の成長に繋がるものとしたいので、行き先が決まると、短い滞在期間中に何をしたいか、何を見たいか、食べたいか、ひとりブレストを繰り返します。フライトが確定するとこのモードに入りますが、すごく熱中する時期と、冷める時期を行ったり来たりします。

この作業で、イメージを目一杯拡散させて、徐々に現実的なところに収束させます。

実際旅が始まると、思い通りに行くことばかりではないし、情報収集が不十分で目的地に辿り着けなかったり、急に気持ちが萎えたり、想定外にクローズしてたり、とあるけれど、答え合わせをするだけの旅にはしたくないので、一期一会のもの、こと、ヒトとの出会いはウェルカムです。

旅モードを高める

旅の目的地の歴史を勉強するのは欠かせません。とにかくその都市について書かれた本を読んで、ざっと歴史を頭に入れ、興味が深まれば派生するテーマに関していろいろ読んでみる。

最近は紀行も読むようになりました。このブログでも書いていますが、国内ならばたいていの場所は、司馬遼太郎の”街道をゆく”シリーズでカバーされているので読みます。

他にもガイドブックコーナーの近くにある紀行コーナーを物色して、興味がありそうな本があれば手に取ります。どこに行った、どこを見たという話だけでは、著者の追体験、答え合わせに終わってしまいそうなので、そこから自分なりのアイデアが生まれそうな、自分の興味になるべく沿うような内容を吟味します。

シンガポール旅、予習

次回のシンガポールに向けては、

「プラナカン」日本経済新聞社

「物語 シンガポールの歴史」中公新書

「10日暮らし、特濃シンガポール晶文社

を読み進めています。

「プラナカン」は、まだシンガポールに行くことが決まる前の昨年9月に読みました。この本を読んだから、シンガポールに行きたいという気持ちが生まれたのかもしれません。私を十数年ぶりのシンガポール旅に引き寄せてくれた本。歴史に翻弄されるマイナーコミュニティが作り出したプラナカン文化の光と影を感じました。

→読後感はこちらに書きました。

「10日暮らし、特濃シンガポール」は、つい最近読み終わったばかりですが、面白かったです。滞在した10日間を1日ごとにテーマを設けて書いています。

例えば、”DAY1 空港と機内をとことん満喫し、シンガポールの交通とコトバを把握する日”とか”DAY6 ずーっとホテルにいる日”など。

著者の森井ユカさんは、立体造形作家の方なのですが、旅先で自分好みの生活雑貨を見つけることもライフワークとされています。ご自身の興味の深い領域のアンテナが鋭く、事象を拾い上げ、細かい描写で表現されていて、とても自分には無理だけど参考にしたいなぁと思うような内容でした。ガイドブック的な要素もあって、旅行者にも十分楽しめる内容でした。

事前に情報を入れ過ぎてしまうとピュアな感覚で旅を楽しめないかなぁとも思うのですが、知識があることでより深く、より踏み込んで理解できることもあり、旅先で見た、感じたことのピースがより多く揃っていくのではないかと思います。

旅の宿題

ネットでたいていの情報は入手できるけれど、実際にその場に身を置いて、五感で感じたことを自分に刷り込み、何かを考え、自分の糧にしたい、できたら自分の言葉で表現したい。ひとり旅にはこうした自分自身への課題(宿題)を設けて望みます。

終わってみると、また日々のことに忙殺されてしまい旅のことはあっという間に過去のことになってしまうのですが。それでもその余韻の中で思い出したり、考えることはあって、それをブログにも少し書いたりして、自己満足しています。

今日は写真もないつぶやき系。お付き合いいただきありがとうございます(╹◡╹)